日本クレジットカード協会によると、クレジットカードの取引では支払可能見込額の調査が必要だとわかっています。
これは割賦販売法によって決められているもので、平成22年からすべてのクレジットカードで調査が義務付けられました。
リクルートカードも同様に年収や生活維持費、クレジット債務などの情報から支払可能見込額を調査しています。
しかし「具体的にどのようなところを審査しているのかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。
この記事ではリクルートカードの審査項目を分析し、利用者の口コミから審査は厳しいのか解説していきます。
記事を参考にリクルートカードの審査を受けるか考えてみてください。
- リクルートカードで審査される可能性がある項目
- 口コミからわかるリクルートカードの審査に落ちる人の特徴
- リクルートカードの申し込みから発行までの流れ
- リクルートカードの審査に落ちた人の代替カード
リクルートカードの審査基準は厳しい?評判をもとに解説
基本的にクレジットカードの審査基準は、申込対象年齢以外公開されていません。
しかし、信用情報機関(クレジットカード会社が審査で利用するデータ保有会社のこと)が保有しているデータや実際の評判などから、審査項目を推測できます。
具体的に対策すべき項目を4つ紹介するので、参考にしてみてください。
1.申込者が18歳以上か
リクルートカードの審査は、18歳以上しか受けられません。
高校生の方は基本的に利用不可なので、年齢条件を満たして高校を卒業してから申し込むと良いでしょう。
2.安定した収入があるか
リクルートカードの審査では、安定した収入があるか確認されます。
クレジットカードは一時的にお金を立て替える行為なので、貸したお金が返ってこない方は審査を通過できません。
- 安定した収入とは?
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会社員・公務員・アルバイトなどで入ってくる給料のことです。毎月一定額収入を受け取れるため、審査でよく見られる傾向にあります。
一方無職や低収入の方は「お金を本当に支払えるのか」と疑われてしまい、審査が不利になる可能性もあるでしょう。
収入源がないまたは安定していない方は、先に定職に就いてから申し込んでみてください。
3.過去の取引に問題はないか
リクルートカードの審査では、過去の取引に問題はなかったか確認されます。
これまで延滞・滞納など信用が傷付くような履歴があるか確認し、支払能力の有無をチェックします。
延滞・滞納を繰り返していると、クレジットカードの審査に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
もしも延滞・滞納を無視してリクルートカードを発行しようと考えていた方は、先に問題を解決してから申し込んでください。
4.複数社に申し込んでいないか
リクルートカードの審査では、これまでの申込履歴を確認します。
直近で審査に落ちたり同時に複数社申し込みを入れたりしていると、審査に悪影響を及ぼすでしょう。
- なぜ申込履歴が審査に悪影響を及ぼすの?
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過去何社も申し込みを入れていると「他のカードの審査落ちたのかな」「同時に複数社申し込まないと通過できない事情があるのかな」と疑われてしまうためです。
仮に収入も安定していて金融事故を起こしていないのにもかかわらず、同時申込で審査に落ちてしまうのはもったいないでしょう。
リクルートカードを申し込むときは、同時に他社カードを申し込まないでください。
リクルートカードの審査は厳しい?利用者の口コミを確認
リクルートカードの審査は厳しいのか、実際に審査を受けた方の口コミを確認していきましょう。
審査に通過した方、落ちた方どちらの口コミも集めたので参考にしてみてください。
リクルートカードの審査に通過した人の口コミ
リクルートカードの審査を通過した方は「審査から発送まで早かった」「メインにしようか検討している」などの口コミ評判を寄せていました。
審査から発送までの早さは、発行するブランドによって変わる可能性もあります。
JCBブランドなら最短5分発行が可能な「モバ即」を用意していますが、VisaやMastercardにはありません。
発行までのスピードを重視している方は、申し込むブランドをJCBにしてモバ即を利用すると良いでしょう。
リクルートカードは基礎還元率1.2%と、年会費無料のカードの中でも高還元な点が魅力です。審査を通過したら、メインカードにする実力はあるでしょう。
リクルートカードの審査に落ちた人の口コミ
TカードPrime→ジャックスやないの! リクルートカード→審査通らないんご LINE Payプリペイド→まだ生きてたんですね ビジネスオーナーズゴールド→初年度無料ならあり
まるお住宅系リートおじさん(@hirayamaruo)
リクルートカードに続いてdカードでも審査に落ちた
とうとうブラックリストに載ったな
アップリンコ@未来の富豪(@apprinko01)2022年7月6日
リクルートカードの審査に落ちた方は「審査に通らなかった」「去年複数社の審査に落ちた」「ブラックリストに載ったな」と口コミ評判を寄せていました。
審査に落ちる具体的な要因は判断できませんが、直近で複数社に申し込みを入れていると審査落ちの可能性は高まってしまいます。
信用情報機関のCICによると、直近6カ月以内のクレジットカードの申込履歴は、すべて信用情報機関に残されています。審査元からの評価を落とさないためにも、申し込みは1社に限定しましょう。
収入や過去の取引状況、直近の申込状況を確認し、利用した額を返済できる自信があるときに申し込んでください。
口コミからわかるリクルートカードの審査に落ちる人の特徴
リクルートカードをはじめ、クレジットカードの審査項目は公開されていません。
しかし、口コミから審査に落ちる方の特徴をある程度推測できます。
以下で紹介するリクルートカードの審査に落ちる人の特徴を参照して、申込前に対策してみてください。
6カ月以内に複数社申し込んでいる
直近6カ月以内に他社クレジットカードを申し込んでいる方は、リクルートカードの審査に落ちる可能性があります。
クレジットカード・カードローンなどの金融サービスの申込履歴は6ヶ月間保有されて、その履歴が多いほど「他社で審査落ちしているのではないか」と疑われてしまうからです。
直近6カ月以内に申し込んでいて審査落ちしている方は、無理に新規申込をすべきではありません。審査落ちの原因になっている部分を分析して、時間をあけてから申し込んだほうが良いでしょう。
無職または低収入である
無職または低収入だと、リクルートカードの審査に落ちる可能性があります。
なぜなら、返済能力がないと判断されてしまうからです。
クレジットカードは、一時的にカード会社が利用者の購入代金を立て替えています。無職や低収入だと「立て替えたお金を返してもらえないのではないか」と思われてもおかしくありません。
無職または低収入の方は、クレジットカードを申し込む前に収入を上げられないか考えてみましょう。
定職に就いたり転職したりして、立て替えたお金を確実に返済できる基盤を整えてください。
ブラックリストに入っている
リクルートカードはブラックリストに入っていると、審査に通過できません。
これまでの取引で問題があり「クレジットカードを発行してもお金を返してくれないのではないか」と思われてしまうためです。
ブラックリストとは延滞や滞納、債務整理などで信用情報機関に事故情報が登録されてしまうことです。事故情報の登録期間は5年から10年程度で、その間はクレジットカードの発行が難しくなります。
過去に延滞や滞納を何度も繰り返した経験がある方は、最低でも5年はクレジットカードの新規発行は避けたほうが良いでしょう。
どうしても発行したい方は、デビットカードの発行を検討してみてください。
リクルートカードの基本情報と特徴
リクルートカードの基本情報と特徴を解説していきます。
カードの魅力を理解できていない方は、以下で解説している内容を確認してみてください。
リクルートカードの基本情報
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 1.2%〜4.2% |
発行時間 | 最短5分 ※JCBカードの「モバ即」を活用 |
申込対象年齢 | 18歳以上 ※高校生を除く |
電子マネー・スマホ決済 | Apple Pay モバイルSuica 楽天Edy SMART ICOCA nanaco |
付帯保険 | 海外旅行損害保険(最高2,000万円) 国内旅行損害保険(最高1,000万円) ショッピング保険(最高200万円) |
国際ブランド | Visa Matercard JCB |
詳細 | https://recruit-card.jp/ |
リクルートカードは年会費無料で、還元率1.2%から4.2%を誇るクレジットカードです。
JCBの発行なら最短5分でデジタルカードを用意でき、モバイル上で即日クレジットカードを利用できます。
電子マネーも全5種に対応していますが、 Apple Payに対応していてGoogle Payには対応していません。
Android端末を利用していて電子マネーと連携させたい方は、モバイルSuicaなどの利用を検討してみてください。
リクルートカードの特徴
- 基礎還元率1.2%と高還元
- リクルート系列サービスの利用で還元率アップ
- 無料カードでも3種の付帯保険を用意
リクルートカードのも大きな特徴は、基礎還元率の高さです。
基礎還元率1.2%と、0.5%から1.0%の還元率が多い年会費無料のカードの中でも高い水準を誇ります。
リクルートが運営しているサービスを利用すると、最大4.2%ポイントが返ってきます。普段から旅行や美容院などの予約でリクルートのサービスを利用している方は、よりお得になるでしょう。
また同カードは、国内外旅行傷害保険とショッピング保険を用意している点も魅力的です。
年会費無料のクレジットカードで3種の保険を用意しているのは数少なく、1枚持っていれば万が一のときも安心できる商品になっています。
還元率を重視している方や年会費無料で補償が充実したカードを持ちたい方は、リクルートカードの発行を検討してみてください。
リクルートカードの申し込みから発行までの流れ
リクルートカードを発行したい方は、申し込みから発行までの流れを確認しておきましょう。
特にJCBでの発行を検討している方は得点があるので、どのタイミングで受け取れるかチェックしてみてください。
1.リクルートIDを取得してブランドを選択
はじめに公式サイト内にある「カードのお申し込みはこちら」をクリックして、会員登録画面に推移してください。
リクルートIDを取得して、発行するカードのブランドを選択しましょう。
リクルートのサービス(じゃらん・HOT PEPPERなど)を使ったことがない方は、IDの取得からはじめてください。
2.必要情報を入力
次に会員規約を確認し、年齢・住所・勤務先などの個人情報を入力します。
勤務先の所在地や従業員数、自分自身の年収も記載するので、嘘偽りなく情報を記載してください。
なおモバ即(JCBの即時発行機能)を利用する方は、支払口座の連携が必須になります。
どのブランドで発行する方もいずれ登録しますが、JCBはこのタイミングで支払口座を必ず連携すると理解しておきましょう。
3.発行完了メールを受信し確認
申し込みが完了すると、リクルートから入力したメールアドレス宛に発行完了メールが届きます。
正しく申し込めているか、メールの受信で確認してみてください。
なお、ドメイン設定の解除を忘れていて、メールを受信できずに審査結果がわからない方がよくいます。
発行完了メールが届かないときは、端末のドメイン設定を確認してみましょう。
4.カードのマイページにログイン
審査が完了したら特録したアドレス宛にメールが届きます。
案内をもとにマイページにログインし、自分のカード情報を確認しましょう。
自宅にプラスチックカードが届いていなくても、審査完了のメールが届いたらマイページにアクセスできます。
カード本体は後日自宅に届けられるので、到着を待ちましょう。
5.特典受け取りボタンクリック(JCBのみ)
発行ブランドをJCBにした方は、新規入会で1,000円分のポイントがもらえます。
マイページログイン後に「特典受け取りボタン」があるので、そちらをタップして受け取ってください。
また利用状況によって追加で7,000円分のポイントをもらえる可能性もあります。
詳細を確認し、効率良くポイントを貯めてみてください。
リクルートカードは在籍確認を行う可能性がある
リクルートカードは発行ブランドによって在籍確認を行う可能性があります。
基本的にはメールで審査結果を確認するだけで済みますが、状況によっては勤務先に確認の電話が入るケースもあると理解しておきましょう。
Visa・Mastercardの発行元の三菱UFJニコスは、在籍確認を実施する可能性があると明記しています。申込情報で確認したい事項があった際、電話やSMS、手紙などで連絡が来ると事前に把握しておきましょう。
参照元:三菱UFJニコス
リクルートカードの審査結果がこない・遅いときの対処法
- 登録完了メールは届いているが審査結果がこない場合:審査が遅れている可能性が高いので待つ
- 登録完了メールも審査結果もこない:登録したメールアドレスと端末のドメイン設定をチェック
審査結果がこないまたは遅いときは、発行完了メールが登録したアドレス宛に届いていないか確認してください。
通常の受信欄にないときiCloudなら迷惑メール、Gmailならプロモーション欄を確認してみると良いでしょう。
またドメイン設定ができていないケースも散見されるので、自分の端末の設定を確認してみてください。
登録完了メールも審査結果も届いていないケースは、登録したメールアドレスかドメイン設定が正しくない可能性があります。
リクルートカードの審査に落ちた人の代替カード
リクルートカードの審査に落ちてしまった方は、6カ月あけてから別のクレジットカードの発行を検討してみましょう。
直後に申し込んだら必ず落ちるわけではありませんが、多重申込にならないように時期をあけてからの申し込みをおすすめします。
代替カードのおすすめを3社紹介するので、参考にしてみてください。
エポスカード
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5%~1.25% |
発行時間 | 最短即日 |
申込対象年齢 | 満18歳以上の方 ※高校生を除く |
電子マネー・スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 電子マネー QUICPay EPOS Pay 楽天ペイ 楽天Edy PayPay d払い モバイルSuica |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(最高3,000万円) 盗難・紛失補償 |
国際ブランド | Visa |
詳細 | https://www.eposcard.co.jp/index.html |
- 24時間即時発行の「エポス スマホカード」
- 豊富な電子マネー決済に対応
エポスカードは24時間即時発行に対応している「エポス スマホカード」が大きな特徴です。
アプリをダウンロードしてエポスカードを発行すれば、深夜や早朝でもクレジットカードで買い物ができます。
また同カードはApple PayやGoogle Payをはじめとした豊富な電子マネーに対応していて、カードを介して決済する必要がありません。
利用回数を積み重ねて信用を積み上げると、限度額が増枠される可能性もあります。
即時発行したい方や利便性の高いクレジットカードを探している方は、エポスカードを発行してみてください。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス ・カード
年会費 | 初年度無料 2年目以降1,100円 ※前年に1円以上利用しているなら翌年も無料 |
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還元率 | 0.5%〜2.0% |
発行時間 | 最短5分 ※デジタルカード発行の場合 |
申込対象年齢 | 18歳以上 |
電子マネー・スマホ決済 | Apple Pay Google Pay iD QUICPay |
付帯保険 | なし |
国際ブランド | American Express |
詳細 | https://www.saisoncard.co.jp/amextop/pearl-pro/index02.html |
- QUICPayで2.0%還元
- ポイントは有効期限がない「永久不滅ポイント」
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス ・カード(以下、セゾンパール)は、QUICPayの利用で2.0%還元になる点が差別化ポイントです。
QUICPayの還元率アップを行っているクレジットカードは少なく、セゾンパールならではのサービスになっています。
また同カードの利用でもらえるポイントは、有効期限がない「永久不滅ポイント」です。
時間をかけてポイントを貯めて、大きな買い物や航空券などに変換してみてください。
実際に利用している方でも、セゾンパールでQUICPayを利用している口コミが見られました。
普段の決済でQUICPayを利用したい方は、セゾンパールの利用を検討してみてください。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス ・カードの公式サイトを確認する
楽天カード
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.0%~3.0% |
発行時間 | 約1週間程度 |
申込対象年齢 | 18歳以上 ※高校生を除く |
電子マネー・スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 楽天Edy |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 カード盗難保険 |
国際ブランド | Visa Matercard JCB American Express |
詳細 | https://www.rakuten-card.co.jp/ |
- 基礎還元率1.0%
- 豊富な国際ブランド
楽天カードは、1.0%の基礎還元率が魅力的なクレジットカードです。
還元率の高さでリクルートカードを選んだ方は、楽天カードが代替の候補になるでしょう。
また同カードは全4種の国際ブランドを用意していて、普段利用している店舗にあわせてブランドを選びやすい点もメリットです。
利用者の口コミでは、楽天ポイントが返ってくるからお得との声も寄せられていました。
ポイント還元率を重視している方や楽天系列のサービスを利用している方は、楽天カードの発行を検討してみてください。
リクルートカードの審査でよくある質問
リクルートカードの審査を受ける前に、よくある質問を確認しておきましょう。
疑問点をなくしてから、カードの申込画面に進んでみてください。
- リクルートカードは土日でも審査してもらえますか?
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リクルートカードは土日の審査も対応可能です。機械的に審査を行っているため、基本的に審査はいつでも対応しています。
- リクルートカードの審査状況はどうやって確認しますか?
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カードの発行ブランドがJCBなら「入会ご案内専用ダイヤル」で確認しましょう。VISA・Mastercardなら「MUFGカードコールセンター」への連絡をおすすめします。
- リクルートカードの審査時間はどれくらいですか?
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JCBなら「モバ即」を利用すれば、最短5分で発行できます。VisaやMastercardの記載はありませんでした。
- リクルートカードはどの信販会社が発行していますか?
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カードの発行ブランドによって異なります。JCBはJCBカードが発行していて、VisaとMastercardは三菱UFJニコスが発行元になっています。
リクルートカードの審査傾向を理解して申し込みましょう
リクルートカードの審査は、信用情報機関が保有しているデータを参考にすると傾向が掴めます。
審査で見られやすい項目は以下の通りなので、気になる項目をタップして詳細を確認してみてください。
審査を通過するためには、6カ月以内の多重申し込みや無収入を避けて、審査元に「返済能力がある」と判断してもらえるようにしましょう。
万が一審査に落ちてしまったら、記事内で紹介している代替カードを参考にしてみてください。