GMOあおぞらネット銀行の審査は甘い?審査に落ちる理由や審査に通るコツも紹介

GMOあおぞらネット銀行株式会社によると、2022年12月時点で6万5,000口座超が開設されていることがわかりました。

2023年1月16日にPay-easyが導入され、国庫金納付や社会保険料の支払いがインターネットバンキングからキャッシュレス決済が可能になりました。

2023年5月29日には海外送金サービスも開始され、海外との取引が多い法人代表者にも使い勝手の良い法人口座です。

今後も、会社経営者や個人事業主に役立つサービスが追加されていくことが予想されます。

そこで本記事では、GMOあおぞらネット銀行の審査に通りやすい理由やメリット、注意点などについて詳しく解説します。

本記事を読めば、GMOあおぞらネット銀行の審査への理解が深まり、審査に通る可能性が高まります。

この記事でわかること

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目次

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設の審査は緩い?審査に通りやすい理由を解説

GMOあおぞらネット銀行に限らず、すべての金融機関で法人口座開設するときは、審査が実施されます。

ただし、GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設をする際には、法人設立直後や事業拡大をしていないときでも、審査に通る可能性が高いです。

審査の際は、どのような事業を行っているのかを銀行の審査担当者に理解してもらうことが最も重要です。

事業内容がわかりにくいと、担当者から追加書類の提出を依頼されるときがあるものの、粘り強く対応しましょう。

事業開始直後でも申し込める

他行やGMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設するときには審査が実施されるものの、事業開始直後でも申し込める法人口座はほとんどありません。

GMOあおぞらネット銀行では

設立1年未満の法人が対象となる他行宛の振込手数料が月20回無料になるキャンペーンなど実施していることからも、審査のハードルが低いといえます。

そのため、会社設立直後、最初の難関である法人口座開設の悩みを気軽に解消可能です。

法人口座に特段のこだわりがないときは、GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設を検討することをおすすめします。

業績にかかわらず口座開設できる

会社設立直後や事業開始直後でも法人口座に申し込めることから、売上や利益が出ていなくても口座開設ができます。

メガバンクや地方銀行などの金融機関は売上や利益が見込めないと、審査に落ちるときがほとんどです。

審査に落ちる理由

売上や利益が少ないと「法人口座を不正利用した事業をするのではないか」と疑念を抱かれるリスクがあるからです。

一方ですべての方が該当するわけではないものの、GMOあおぞらネット銀行では法人口座の開設を推進している最中のため、法人口座を作るハードルが低いといえます。

固定電話を登録する必要がない

法人口座の開設には固定電話の登録が必須と思われがちですが、GMOあおぞらネット銀行の口座開設には固定電話の登録をする必要がありません。

会社を設立して間もないときや事業を開始直後のときは固定電話を設置せずに、携帯電話だけで事業を行っているときもあります。

GMOあおぞらネット銀行の対応は

あらゆる状況を考慮して法人口座の受付をしていることから、固定電話の設置を必須とはしていません。

そのため、固定電話を設置していないときでも尻込みすることなく、法人口座開設の申し込みが可能です。

レンタルオフィスやバーチャルオフィスの住所でも問題ない

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設に申し込みを行うときは、レンタルオフィスやバーチャルオフィスの住所を記載していても問題ありません。

昨今はレンタルオフィスやバーチャルオフィスを法人住所にしている法人代表者も多いため、柔軟に対応しています。

レンタルオフィスやバーチャルオフィスを法人住所にするときの注意点

転送不要の簡易書留郵便を受け取れるようにしておかなければなりません。

郵便物が受け取れない状態が続いていると、口座の利用制限や強制解約になるリスクがあることから、注意が必要です。

必要書類が少ない

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設では、準備しなければならない書類が少ないことが特徴です。

代表者と取引責任者が同一のときに準備する必要のある書類は次の通りです。

準備が必要な書類
  • 法人番号の確認書類
  • 取引責任者の本人確認書類
  • 事業内容が確認できる書類

法人番号の確認書類は、「法人番号指定通知書」や「法人番号公表サイト」からすぐに準備できます。

取引責任者の本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカードを用意すれば、問題ありません。

事業内容が確認できる書類が最も重要な項目でホームページや会社案内を準備すると、詳細な事業の証明ができます。

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GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設するメリット7選

法人口座を提供している金融機関は多くあるものの、口座開設までに時間がかかる銀行がほとんどです。

さらに振込をするときの手数料が高い場合もあり、余計な費用を捻出しなければならないときがあります。

ただし、GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設すると多くの悩みを解決できる可能性が高いです。

本項では、GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設するメリットについて詳しく解説します。

最短即日に法人口座が開設できる

法人口座を開設する際には念入りなチェックが行われ開設までに時間がかかるときがありますが、GMOあおぞら銀行では最短即日で口座開設が可能です。

最短即日で法人口座が開設できる条件は次の通りです。

最短即日で法人口座が開設できる条件
  • 取引責任者と代表者が同一のとき
  • 自撮り動画(セルフィー)での本人確認の条件を満たしたとき
  • 取引責任者が本人確認書類として「運転免許証」「マイナンバーカード」「在留カード」のいずれか1点を所有しているとき

法人口座開設の申し込み手続きは、「ハンコレス」「ペーパーレス」「郵送レス」で完結できるため、複雑な手続きなしで口座開設可能です。

なお、口座開設の進捗状況の確認は、公式サイト内の口座開設ナビよりチェックできます。

振込手数料が業界最安水準

口座維持費用が一切かからず、同行宛ておよび他行宛ての振込手数料が業界最安水準を誇ります。

ネット銀行振込手数料の比較表は次の通りです。

スクロールできます
銀行名同行宛振込手数料他行宛振込手数料
GMOあおぞらネット銀行無料3万円以下:145円
3万円以上:145円
住信SBIネット銀行無料3万円以下:145円
3万円以上:145円
PayPay銀行55円3万円以下:160円
3万円以上:160円
楽天銀行52円3万円以下:150円
3万円以上:229円

住信SBIネット銀行とともに業界最安水準を維持していて、不要な手数料を支払いたくない会社経営者や個人事業主にぴったりの法人口座といえます。

さらに常設プログラムを利用すれば、口座開設月の翌々月まで3ヵ月間の他行宛ての振込手数料20回分が無料で利用可能です。

専用アプリが使いやすい

パソコンを使用したWeb上で手続きができるうえに、専用アプリが用意されていて使い勝手の良い法人口座です。

法人口座で利用できるアプリの種類は次の通りです。

法人口座で利用できるアプリの種類
  • 取引アプリ
  • 認証アプリ

取引アプリは、手持ちのスマートフォンで利用できるインターネットバンキング専用のアプリです。

アプリを利用するだけで利用残高・入出金明細照会・振込み・振替・定期預金の預入・外貨購入・売却などの取引が簡単に操作できます。

認証アプリは、振込み・暗証番号変更などの取引時に必要となる認証をアプリトークンを利用することで、より安全に利用できるアプリです。

さらに事前に操作方法を知っておきたいときは「インターネットバンキング操作体験版」を利用できるため、不安なく利用開始できます。

セキュリティが強固

ネット銀行を利用するうえで気になるのがセキュリティの脆弱性ではありますが、GMOあおぞらネット銀行はセキュリティ性に優れています。

GMOあおぞらネット銀行が提供しているセキュリティは次の通りです。

GMOあおぞらネット銀行が提供しているセキュリティ
  • 取引パスワード認証
  • ワンタイムパスワード認証
  • トランザクション認証
  • ID認証
  • 生体認証
  • 認証アプリ
  • ビジネスID認証
  • 電子証明書

各取引においてあらゆる認証が用意されていて、万全なセキュリティ対策により安全にインターネットバンキングが利用できます。

例えば、ビジネスID認証では、取引責任者とは別に最大100人まで口座が利用できるユーザーを追加できることから、ユーザーの取引に応じて設定可能です。

振込みや残高照会などは参照・操作・承認の個別設定ができ、不正利用をされる心配もありません。

小規模事業者にも嬉しい特典やサービスが豊富

小規模企業者や創業したばかりの会社経営者や個人事業主であっても、使いやすいサービスが充実しています。

例えば

キャッシュカード一体型のデビットカードが提供されていて、年会費やカード発行手数料などの無駄な費用がかかりません。

カード利用金額に応じてポイント還元がされるのではなく、毎月自動で法人口座に現金が振込まれる仕組みです。

毎回のカード決済で最大実質1.5%の割引を受けられる可能性があり、余計なコストを削減して事業経営をしていきたい方に使い勝手の良い法人口座です。

融資枠型ビジネスローン あんしんワイド」は繰り返し借りられて、金利0.9%〜14.0%の範囲内で借入限度額最大1,000万円まで借り入れられます。

設備投資や広告宣伝費の支払いなど、急な出費が発生した際にも慌てることなく支払いが可能です。

Pay-easy(ペイジー)に対応している

2023年1月16日より、パソコンやスマートフォンで支払いができるPay-easyで対応可能となりました。

Pay-easyとは、インターネットバンキングからいつでもどこでも国庫金や社会保険料、地方税などを簡単に支払いできるサービスのことです。

Pay-easyを利用することによるメリットは次の通りです。

Pay-easyを利用するメリット
  • 利用可能時間帯が0時~23時45分と長い
  • パソコンやスマートフォンからでも支払える
  • 振込先や利用金額を入力することなく支払える
  • 原則利用手数料無料
  • 即時または期日指定納付ができる

これまで金融機関やコンビニに足を運んで支払いをしていた方でも行く必要がなく、手軽に支払えるため、日中に時間が取れないときでも安心して利用できます。

海外送金に対応している

GMOあおぞらネット銀行は、2023年5月29日からイギリスのWise Payments Limited社との提携により、海外送金サービス「「GMOあおぞらネット銀行海外送金(法人)powered by Wise」」を開始しました。

海外送金サービスを利用することで手数料に上乗せがない為替レートが適用され、最短即日で着金が完了します。

あらかじめ海外送金でいくらかかるのかを知りたいときは、「海外送金シミュレーター」を利用可能です。

海外送金シミュレーターで確認できる通貨は次の通りです。

海外送金シミュレーターで確認できる通貨
  • USD/米ドル
  • EUR/ユーロ
  • GBP/英ポンド
  • SGD/シンガポールドル
  • HKD/香港ドル
  • AUD/豪ドル
  • THB/タイバーツ
  • KRW/ウォン

送金する金額に併せて送金手数料も確認できることから、安心して利用できます。

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GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設する際の注意点2つ

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設には数多くのメリットがある反面、注意点もいくつか存在します。

例えば、全国各地にあるATMが利用できるものの、提携先金融機関が少ないときがあり、自宅や職場の場所によっては利用するのに不便な場合があるでしょう。

ただし、GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設の注意点を理解したうえで口座開設をすれば、使い勝手の良いサービスであることは間違いありません。

本項では、GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設する際の注意点について詳しく解説します。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設する際の注意点

提携ATMが少ない

他行ネット銀行の提携ATMの数に比べると、少ない傾向にあります。

各ネット銀行の提携ATMの比較表は次の通りです。

銀行名提携ATM
GMOあおぞらネット銀行セブン銀行
イオン銀行
ゆうちょ銀行
住信SBIネット銀行セブン銀行
イオン銀行
ゆうちょ銀行
イーネット
ローソン銀行
ビューアルッテ
PayPay銀行セブン銀行
イオン銀行
ローソン銀行
イーネット
三井住友銀行
ゆうちょ銀行
楽天銀行セブン銀行
イオン銀行
ローソン銀行
イーネット
パッとサッと
三菱UFJ銀行
みずほ銀行
ゆうちょ銀行
ビューアルッテ

他行ネット銀行の提携ATMが6行以上あるのに対して、GMOあおぞらネット銀行は3行だけにとどまっています。

ただし、いずれの提携ATMも全国各地設置されている可能性が高いため、それほど手続きをするのに困らないでしょう。

実店舗を設けていない

GMOあおぞらネット銀行を含むネット銀行は、実店舗を設けていないときがほとんどです。

公式サイト内にも次のように記されています。

店頭窓口はありますか?

GMOあおぞらネット銀行はインターネット専業銀行であるため、店頭の窓口(支店の店舗など)は設けておりません。

GMOあおぞらネット銀行

ネット銀行の法人口座開設や取引で疑問点が発生したときは、コールセンターに電話をして相談するかインターネットで調べて解決するほかありません。

操作方法などの簡単な事項であれば解決できる可能性があるとはいえ、複雑な手続きのときは解決できない可能性もあります。

ただし、GMOあおぞらネット銀行では平日9時〜17時に商品やサービスに関するチャット相談ができるため、不明点が発生したときは相談してみることをおすすめします。

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GMOあおぞらネット銀行の申し込みから口座開設までの流れ

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設は簡単3ステップで申し込みが完了するため、それほど難しくありません。

最短即日で法人口座を開設したいときはスマートフォンを利用して、申込者本人の顔のセルフィー動画と本人確認書類を撮影すれば完了です。

本人確認書類は、運転免許証・マイナンバーカード・在留カードのいずれかを準備すれば、問題ありません。

なお、GMOあおぞらネット銀行の休業日に申し込みをしたときは、即日での口座開設ができないことに注意が必要です。

公式サイトにアクセス

GMOあおぞらネット銀行の公式サイトにアクセスをして、「口座開設」ボタンをクリックします。

「口座開設」ページに移行したら、ページ下部にある「法人口座お申込はこちら」ボタンをクリックします。

「法人口座開設申込」のページに移行したら、申し込み前の事前質問について最大7問回答していきます。

申し込み前の事前質問の主な項目は次の通りです。

申し込み前の事前質問
  • 代表者と取引責任者が同一人物か
  • 取引責任者の本人確認書類を所有しているか
  • 取引責任者本人確認について
  • 各行政機関の許認可が必要な事業か
  • 設立年数
  • 具体的な事業内容が確認できるホームページがあるか
  • 個人事業主での事業経歴について

会社経営者または個人事業主が申し込みをするときによって、答える項目が異なります。

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口座申し込みフォーム入力

申し込み前の事前質問について回答をしたら、口座開設申し込みフォームに移行します。

口座開設申し込みフォームの入力項目は次の通りです。

会社情報法人番号・法人名
居住地国・郵便番号・法人住所
決算月・設立年月日・資本金・従業員
米国納税義務(FATCA)・実特法上の上場法人等の確認・新設法人の確認・特定法人の確認・特定組合員の確認
代表者(取引責任者)情報


代表者と取引責任者が同一人物か・取引責任者の本人確認方法
国籍・氏名・役職名・生年月日・性別
郵便番号・代表者(取引責任者)住所の確認
実質的支配者について
連絡先情報電話番号・メールアドレス
申込口座申込口座数・取引目的
カード情報カード発行希望
デビットカード暗証番号
キャッシュカード暗証番号

入力項目に加えて、融資枠型ビジネスローンあんしんワイド・電子交付・プライバシーポリシー・お客さまの個人情報の取扱い・規定・反社会的勢力ではないことの表明・確約に関する同意をして、申し込み完了です。

事業内容申告・必要書類提出

口座開設申し込みフォームの入力が完了したら、法人口座開設ナビにログインをして自撮り動画(セルフィー)での本人確認手続きを行います。

自撮り動画(セルフィー)による本人確認の手順は次の通りです。

自撮り動画(セルフィー)による本人確認の手順
  1. 本人確認書類を撮影する
  2. 本人の動画(セルフィー動画)を撮影する

続いて事業内容の詳細を入力して、最後に次の必要書類を提出します。

必要書類
  • 事業内容確認書類
  • 法人住所の保管書類
    ※該当する場合
  • 外国口座税務コンプライアンス法(FATCA)に係る確認書
    ※該当する場合
  • 特定取引を行う者の届出書
    ※該当する場合

事業内容確認書類は最大10点まで提出でき、1点以上の提出で完了します。

確認書類といえども必ずしも書類を提出する必要はなく、ホームページでの審査も可能です。

ただし、審査のうえ追加書類が必要と判断されたときは、追加書類を提出しなければなりません。

キャッシュカード受け取り・初期設定

事業内容申告と必要書類の提出が完了し審査に通ったら、転送不要の簡易書留郵便にてキャッシュカードとログインIDが記載された「ご利用に関する大切なご案内(封書)」が法人住所宛に届きます。

なお、郵便物の受け取りが完了しない場合は、口座の利用を開始していても利用制限や強制解約になる可能性があるため、必ず受け取りましょう。

キャッシュカードを受け取ったら、法人口座開設ナビから初期設定を行います。

自撮り動画(セルフィー)で本人確認書類を提出したときの初期設定手順は次の通りです。

自撮り動画(セルフィー)で本人確認書類を提出したときの初期設定手順
  1. 法人口座開設ナビにログイン
  2. ログインIDとパスワードを入力してログイン
  3. ログインパスワードと取引パスワードの設定
  4. 設定完了

法人口座開設ナビにログインする際の受付番号は、口座開設完了時や申し込み時に届くメールを確認しましょう。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座の審査に落ちる原因

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設の申し込みをしたにもかかわらず、審査に落ちてしまうときもあります。

法人口座開設の審査に落ちるときは、銀行の審査担当者から不審に思われているときがほとんどです。

ただし、銀行の審査担当者が不審に感じるポイントを抑えておけば、恐れる必要はありません。

申し込みをする前に該当している項目がないかを確認して、万全な状態にしてから申し込みましょう。

事業内容が不透明

事業内容がわかりにくいときは、GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設の審査に落ちる可能性があります。

なぜなら銀行の審査担当者は、事業内容が不透明だと「法人口座を利用して不正利用をしようとしているのではないか」と疑念を抱くからです。

過去に法人口座を利用して反社会的勢力との取引やマネーロンダリングが発生したことを受けて、銀行界隈では取り締まりを強化しています。

マネーロンダリングとは

犯罪や不当な取引で得た資金を正当な取引で得たように見せかける行為のことです。

さらに多数の金融機関口座を転々とさせ、資金の出所をわかりにくくしたり、テロの実行支援目的としてテロリストに資金が渡るリスクがあります。

行っている事業が真っ当であることを証明するためにも、ホームページや会社案内を作成して、銀行の審査担当者にわかりやすいように提示することが必要です。

法人登記の住所と事業を行っている住所が異なる

法人登記をした住所と実際に事業を行っている住所が相違しているときは、審査に落ちる可能性が高いです。

さらに申し込みフォームに入力した住所と法人登記をした住所が異なっているときも、審査に落ちる原因になります。

住所が異なると審査に落ちやすい理由

「不正を働いて法人口座を開設しようとしているのではないか」と見なされるからです。

引っ越しをしたばかりで家賃の支払い実績がないオフィスで登記をしている場合も、審査に落ちる可能性があります。

バーチャルオフィスやレンタルオフィスを登記住所として申請するときは賃貸契約を結んだ状態にして、実際に事業を行っているオフィスであることを証明できるようにしておきましょう。

会社代表者の信用情報にキズがある

法人口座の申込者である会社代表者の経歴や実績、過去の銀行との取引でトラブルがあったときには、審査に落ちる可能性が高いです。

クレジットカードや各種ローンで契約した際にカード利用代金の支払いやローンの返済に何度も遅延を繰り返したり、強制解約になったりした履歴があるときも審査通過は難しいといえます。

暴力団などの反社会的勢力との繋がりがあると

過去と現在にかかわらずあったときは、法人口座開設の審査を見送る確率が高いです。

些細なことでも法人口座開設の審査に不利に働くリスクがあることから、日頃から延滞なく支払いをしたり、怪しいと思われる人や団体とは関わったりしないようにしましょう。

なお、自己破産や任意整理をした履歴があるときは、審査通過がさらに難しくなる可能性があります。

会社の営業実態が掴めない

申し込みをしてきた会社の営業事態に不明点が多いときは、審査に通る確率が低いです。

銀行の審査担当者は「法人口座開設を正しく利用してほしい」と考えているため、営業実態が掴めない会社にカードを発行するのを恐れています。

審査に通って法人口座を開設したとしても

不正利用をされたり、振り込め詐欺の口座として利用されたりすると、銀行の評判を下げる危険性が潜んでいます。

さらに申し込み時の必要書類に不備があると、「法人口座を開設したとしても問題を起こす会社」と見なされて、審査に落ちる可能性が高いです。

また、会社を設立して間もないときや事業を開始して間もないときなどで、法務局の法人登記が完了していない場合があります。

そのため、法人口座を開設する前に、法務局に法人登記が完了しているかをチェックしましょう。

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GMOあおぞらネット銀行の法人口座の審査に通るコツ

GMOあおぞらネット銀行の法人口座の審査に通るために、外せないポイントがあります。

申し込みを行ううえで外せないポイントを把握しておくだけでも、審査通過率を上げられます。

例えば、虚偽申告をしたときは刑法第172条により、3ヵ月以上10年以下の懲役に科せられるリスクがあります。

銀行の審査担当者から良い評価を得られるように正直に申告したり、どのような事業をしているのかをわかりやすくしておきましょう。

本項では、GMOあおぞらネット銀行の法人口座の審査に通るコツを紹介します。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座の審査に通るコツ

虚偽申告や不備をしない

法人口座の申し込みを行うときに審査に通りたい一心で、虚偽申告や内容に誤りがあると審査に落ちる原因になります。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座を申し込む際の入力欄には、設立年月日・資本金・従業員数などがあり、申告内容に虚偽があるとすぐにバレます。

仮に審査に通ったとしても

虚偽申告が明らかになったときは、強制解約になる可能性が高いです。

さらに虚偽行為が悪質と判断されたときは、犯罪行為として訴えられるリスクもあります。

申告した内容が故意や過失にかかわらず誤っていた場合でも、審査が不利に働く可能性があるため、入力する際に1つずつていねいに入力しましょう。

また、事業内容確認書類に不備が見つかったときにも「信頼性に欠ける申込者」と見なされるリスクがあることから、あらかじめ詳細な内容のものを準備する必要があります。

事業内容が確認できるものを準備する

銀行の審査担当者に信頼を勝ち得るために、あらかじめ事業内容が確認しやすいホームページや会社資料を準備する必要があります。

法人口座の審査をする際には、会社の営業事態があるかや事業内容が明確なものかなど、あらゆる観点から審査の合否を決定します。

審査に通過するためには

いかに銀行の審査担当者にわかりやすくていねいに事業内容を理解してもらうことが肝心です

事業内容が曖昧な状態で申し込みをしたとしても、審査に通るのは難しいといえるでしょう。

万が一審査に落ちてしまったとしても、事業内容を練り直して再度申し込みを行えば、審査に通る確率を格段に上げられます。

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他行でおすすめの法人口座3選

GMOあおぞらネット銀行のほかにも、メガバンク・地方銀行・信用金庫・ゆうちょ銀行・ネット銀行など、さまざまな金融機関で法人口座を申し込めます。

金融機関のなかでも、パソコンやスマートフォンから24時間365日いつでも申し込めるのがネット銀行です。

ネット銀行であれば、月額手数料が無料で他行宛の手数料も低コストに設定されているため、できる限り不要な出費を防ぎたい方の役に立ちます。

本項では、GMOあおぞらネット銀行以外のおすすめの法人口座について詳しく解説します。

他行でおすすめの法人口座3選

住信SBIネット銀行

月額手数料無料
同行宛振込手数料無料
他行宛振込手数料3万円以下:145円
3万円以上:145円
ATM入出金手数料入金:110円
出金:110円
当日振込可能時間23時59分まで
法人口座開設までの最短日数翌営業日
提携ATMセブン銀行
イオン銀行
ゆうちょ銀行
イーネット
ローソン銀行
ビューアルッテ
海外送金
Pay-easy×

住信SBIネット銀行の法人口座を開設するときは、Webから24時間365日いつでも申し込めて、日中に時間が取れない方でも安心して利用可能です。

オンライン口座開設だと最短翌営業日に発行できるため、早急に口座を開設したいときにぴったりの法人口座といえます。

株式会社ライトアップと提携して、法人向けに助成金や補助金の活用支援を行っています。

中小企業向け助成金・補助金自動診断システム(Jシステム)」で必要事項を入力していくと、受給できる可能性のある助成金と補助金の一覧、金額が無償で簡単に診断可能です。

口座維持手数料やネットバンキングの月額手数料が無料であるうえに、振込手数料が同行宛が無料、他行宛が145円と取引機会が多い方でもコストを抑えて活用できます。

\ 法人向けに助成金や補助金の活用支援を行っている

> 住信SBIネット銀行公式サイト <

住信SBIネット銀行の公式サイトはこちら

PayPay銀行

月額手数料無料
同行宛振込手数料55円
他行宛振込手数料3万円以下:160円
3万円以上:160円
ATM入出金手数料3万円未満:165円
※ゆうちょ銀行のみ330円3万円以上:無料
当日振込可能時間23時59分まで
法人口座開設までの最短日数3日~10日
提携ATMセブン銀行
イオン銀行
ローソン銀行
イーネット
三井住友銀行
ゆうちょ銀行
海外送金
Pay-easy

PayPay銀行のキャッシュカードはVisa一体型のデビットカードとしても利用でき、審査なしでカード決済が可能です。

年会費が無料であるのに加えて、月額手数料の引き落としや事業に必要となる固定費などにもカード決済ができます。

振込手数料が同行宛が55円、他行宛が160円とGMOあおぞらネット銀行と住信SBIネット銀行には劣るものの、口座開設日の翌々月末まで月10回無料で利用可能です。

PayPay銀行専用のビジネスアプリを利用すれば残高や最新明細だけではなく、一度に複数の振込みができる機能も搭載されています。

さらにPay-easyにも対応していて、国税や地方税などの口座振替だけでは対応できない税金の支払いも可能です。

\ 振込手数料が口座開設日の翌々月末まで月10回無料 /

> PayPay銀行公式サイト <

PayPay銀行の公式サイトはこちら

楽天銀行

月額手数料無料
同行宛振込手数料52円
他行宛振込手数料3万円以下:150円
3万円以上:229円
ATM入出金手数料入金:220円~275円
出金:220円~275円
当日振込可能時間15時まで
※リアルタイム振込みで24時間可能
法人口座開設までの最短日数2週間程度
提携ATMセブン銀行
イオン銀行
ローソン銀行
イーネット
パッとサッと
三菱UFJ銀行
みずほ銀行
ゆうちょ銀行
ビューアルッテ
海外送金
Pay-easy

楽天銀行の法人口座数はネット銀行最大級の1,300万口座を誇っていて、申込者本人や取引先にとっても非常に便利な法人口座です。

さらに海外送金サービスが利用できるうえに200ヵ国以上60通貨以上に対応していて、海外送金手数料が1,000円と安価で利用できます。

海外送金サービスはWeb上で24時間利用できるうえに、初期費用や月額費用が無料であることから、時間とコストを上手に利用したい方におすすめのサービスです。

提携ATMが大手メガバンクやコンビニなど全国各地に設置されているため、ATMを探す手間も省けます。

また、パソコンやスマートフォンから代金の受け取りや明細確認、振込みなどのさまざまなサービスが、24時間365日利用可能です。

\ 法人口座開設数がネット銀行最大の1,300万口座 /

> 楽天銀行公式サイト <

楽天銀行の公式サイトはこちら

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設の審査でよくある質問

最後にGMOあおぞらネット銀行の法人口座開設の審査についてよくある質問についてまとめました。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設の審査についてよくある質問をチェックして、口座開設をする際の疑問点を解決しましょう。

口座開設の審査はどれくらいかかる?

GMOあおぞらネット銀行の公式サイトには次のように記載されています。

口座開設の審査は、どのくらい時間がかかりますか。

審査受付〜審査完了までは、1週間程度かかります。
セルフィー動画による本人確認をご利用された場合は最短即日で審査が完了いたします。

GMOあおぞらネット銀行

通常は審査受付〜審査完了までが1週間程度かかるものの、条件を満たせば最短即日で口座開設できます。

最短即日で法人口座が開設できる条件は次の通りです。

最短即日で法人口座が開設できる条件
  • 取引責任者と代表者が同一のとき
  • 自撮り動画(セルフィー)での本人確認の条件を満たしたとき
  • 取引責任者が本人確認書類として「運転免許証」「マイナンバーカード」「在留カード」のいずれか1点を所有しているとき

印鑑・書類・郵送などの面倒な手続きをしなくても、2つの条件を満たすだけで最短即日で口座開設できることから、利用しない手はありません。

一度審査に落ちても再申し込みはできる?

GMOあおぞらネット銀行の審査に落ちたとしても再申し込みが可能です。

ただし、再申し込みをする際には次の点に注意して審査に臨む必要があります。

再申し込み時の注意点
  • 事業内容を説明できるか
  • 法人登記の住所と事業を行っている住所が異なっていないか
  • 会社代表者の信用情報にマイナス履歴がないか
  • 法人の営業実態が掴める状態になっているか

銀行の審査担当者が法人口座開設の合否を決める際に最も恐れているのは、口座が不正利用されることです。

過去に法人口座を悪用して、反社会的勢力との取引やマネーロンダリングが発生した事象がありました。

そのため、銀行の審査担当者からの信頼を勝ち得るためにも不審に思われるような行為を避けて、真っ当な事業を展開していくのが重要です。

複数口座を開設できる?

GMOあおぞらネット銀行で法人口座開設をするときは、複数口座の開設が可能です。

代表口座1つにつき追加で19口座まで開設でき、追加で開設した口座は「口座名義人+任意名」を設定できます。

複数口座を開設ができれば事業部ごと・担当者ごと・取扱商品ごとなどの目的別に応じて、口座の管理が可能です。

ビジネスID管理と呼ばれる取引責任者とは別に最大100名までの口座を利用できるユーザーを追加するサービスを使えば、口座ごとにログイン不要で担当者ごとに利用できる口座の指定もできます。

追加口座の申し込み方法は次の通りです。

追加口座の申し込み方法
  1. インターネットバンキングにログイン
  2. お客様情報(申込・設定)
  3. 口座情報
  4. サービス利用状況

複数口座の開設方法がわからなくて不安という方は「複数口座(追加口座)開設の操作体験版」を利用すれば、事前に操作方法がわかり安心して利用可能です。

業績が悪くても口座開設できる?

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設をするときに業績が悪いときでも、口座開設をできる可能性があります。

業績が悪くても口座開設ができる理由

他行ネット銀行の審査受付〜審査完了までの期間よりも比較的短く設定されているため、審査条件が緩やかであるのが予想されるからです。

さらに起業して間もないときや会社を設立してすぐでも申し込めることからも、業績だけではなくさまざまな要素を加味して審査の合否を決定しています。

GMOあおぞらネット銀行を含めネット銀行は、レンタルオフィスやバーチャルオフィスを構えて事業をしている環境を想定して、積極的に利用者を増やす試みをしています。

一方でメガバンクや地方銀行などの法人口座開設の審査は、賃貸契約のあるオフィスや固定電話がないと審査に落ちるときがあり、いまだに厳格な審査基準を定めているときがほとんどです。

振込手数料無料で利用できる?

GMOあおぞらネット銀行の法人口座の振込手数料は、同行宛が無料で他行宛が145円で利用可能です。

他行ネット銀行の振込手数料と比べると住信SBIネット銀行が全く同じ条件ではあるものの、業界最安水準を誇っています。

スタートアップ企業の応援施策として

設立1年未満の法人を対象に、他行宛の振込手数料が月20回まで無料になるキャンペーンを常設しています。

創業したばかりで資金繰りに困っている方であっても不要な手数料を削減できることから、資金を残せる助けになるでしょう。

また、振込料金とくとく会員という制度を用意していて月額手数料500円を支払えば、他行宛の振込手数料が一律135円で利用可能です。

上限回数なく振込みができるため、月間の他行振込回数が多い方にはお得に利用できるサービスといえます。

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