「広告で目にするSMBCモビットが気になる。
誰にも知られず借りられるらしいけど、自分でも審査に通過できるのかな?」
審査という観点から見ると、SMBCモビットは向き・不向きが分かれる申込先の1つです。
これは「年収が低い」「複数の他社借入がある」といった方の審査通過が多く確認されている一方、信用情報に難がある方の審査落ち報告が非常に目立つためです。
そのためSMBCモビットは、「これまでクレジットカードやカードローンを問題なく利用してこれた」方向けの申込先と言えるでしょう。
とは言え審査にさえ通過できれば、「誰にも知られず安心して借りられる」会社であることは確かです。
SMBCモビットの「WEB完結申込」では、審査の在籍確認の方法も含め、カードローンの利用がバレてしまうリスクを限りなく低く抑えることが可能です。
引用元:SMBCモビット公式サイト
今回は、実際の体験談に基づく「SMBCモビット」の審査傾向や、審査・契約の流れを分かりやすくまとめました。
以下がSMBCモビットの基本情報です。
金利 | 年3.0%〜年18.0% |
審査期間 | 最短10秒 ※簡易審査 |
無利息期間 | なし |
担保・保証人 | 不要 |
カードレス | ◯ |
郵送物なし | ◯ |
限度額 | 1万円~800万円 |
融資スピード | 最短30分 |
申込受付時間 | 24時間 |
申込対象年齢 | 満20歳以上満74歳以下 |
Web完結 | ◯ |
バレない | ◯ |
SMBCモビットの審査は甘い?口コミ・体験談から見る審査基準
SMBCモビットの審査基準は、他の大手消費者金融と比べても少し独特です。
ここでは実際に寄せられた体験談に基づき、SMBCモビットの審査基準を分析します。
SMBCモビットでは年収100万円以下の方の審査通過例が多い
SMBCモビットでは、年収100万円以下の方の審査通過報告が複数寄せられています。
SMBCモビットの場合、年収が低いこと「だけ」が審査落ちの理由となることはありません。
パート・アルバイトや収入に自信がない方であっても、SMBCモビットを利用できる可能性は十分です。
年収50万円でSMBCモビットの審査に通過した体験談を見る

▲契約の事実を証明できる画像
(回答者提供)
属性 | 年収50万円 パート・アルバイト(1年) 他社借入なし |
契約内容 | 金利18.0% 利用限度額10万円 |
現在妊娠中であり、まもなく働けなくなるので、収入がない間の足しになればと思い申し込みました。
旦那の収入はあるものの、私自身の車のローンや引き落としがあるので、収入がまったくないのはきついかなと思いました。
このような借入は初めてで、何もわからない私でしたが、わからないことは丁寧に教えていただき、迅速な対応をしていただきました。また必要になった際は、利用したいと思います。
複数の他社借入を抱えても審査に通過できた例は多い
SMBCモビットでは、「複数の他社借入を抱えた方」の審査通過報告が多いです。
消費者金融会社は銀行カードローンやショッピングリボといった、「総量規制と関係のない債務」を比較的重視しない傾向にあります。
SMBCモビットもその例外ではなく、他社での債務がかさんでいても、総量規制に達していないのであれば、審査に通過できる可能性があります。
総量規制とは「貸金業法」における制約の1つで、「貸金業者が個人に対し、合計で年収の3分の1を超えることを禁止する」ことを指します。
例えば年収300万円の方が「貸金業者」から借りられるのは、原則として「合計100万円」までです。
ただし「貸金業者」でない銀行や、法律上「貸付」あたらないショッピングリボに、総量規制は適用されません。
そのため債務総額が年収の3分の1を超えていても、主な債務が「貸金業者からの借入」でないのなら、SMBCモビットの審査に通過できる可能性があります。
以下に紹介する、「年収350万円・他社債務150万円で審査に通過できた」方の体験談は、この事実を示す好例です。
3社計150万円の他社借入を抱えて審査に通過した方の体験談を見る

(回答者提供)
属性 | 年収350万円 会社員(15年) 他社債務3社計150万円 (ショッピングリボ2件70万円 銀行カードローン1件80万円) |
契約内容 | 金利18.0% 利用限度額17万円 |
クレジットカードの支払いが難しくなったタイミングで利用し始めました。必要金額は5万円でした。
借入額が多かったのと一ヶ月未満のクレジットカード支払いの延滞が数度ありましたので不安でした。
申し込みから借入可能になるまで早くて非常に助かりました。
信用情報の問題については大手の中で最も厳しい
他の大手消費者金融と比べた場合の「SMBCモビット」における審査上の特徴は、信用情報の問題に厳しいことです。
他の大手消費者金融ではいわゆる「ブラック状態」での審査通過例も散見されます。
これに対しSMBCモビットでは、「ブラック状態」の方はもちろん、「ブラック未満の延滞記録が残っている」と推測される方の審査落ち報告すら見受けられます。
クレジットカードや各種ローン、携帯電話の分割払いなどを長期間延滞したことがある場合などには、SMBCモビットへの申込みを避けておくのが無難です。
- クレジットカードや各種ローン、分割払いなどの「後払い」サービスの支払いを2ヶ月以上延滞し、その清算と解約から5年が経過していない
- 何らかの「後払い」サービスで5年以内に強制解約処分を受けた
- 債務整理から5年が経過していない
┗任意整理の場合は一般的に「残債の清算から」5年が経過していない
※その他1ヶ月程度の「後払い」の延滞も、ブラック未満の問題として審査に影響する可能性あり
最初から100万円以上の限度額が設定された例が多い
SMBCモビットでは、大手消費者金融会社の中でも「契約当初から100万円以上の契約を結べた」という報告が多いです。
SMBCモビットには総量規制が適用されるため、年収の3分の1を超える限度額を獲得することはできません。
ですが「即日融資が可能、かつ高額融資にも対応」という申込先候補は、貴重な存在だと言えます。
SMBCモビットで50万円を超える利用限度額の設定を希望する場合には、源泉徴収票などの「収入証明書類」を提出する必要があります。
SMBCモビットで審査落ちとなる主な理由
収入や他社借入に比較的寛容であるにもかかわらず、SMBCモビットは、他の大手消費者金融に比べ「審査落ち」の報告が目立ちます。
ここからは「SMBCモビットの審査に落ちてしまった」方の共通点について解説します。
「仕事をして収入を得ていること」という条件を満たしていない
SMBCモビットが定める申込条件は、以下の通りです。
年齢満20歳以上74歳以下の安定した定期収入のある方、アルバイト、派遣社員、パート、自営業の方も利用可能です。
引用元:SMBCモビット公式サイト
この記述だけを見ると、「無職や学生だが収入はある」方でもSMBCモビットへ申し込めるように思えます。
ですが、SMBCモビットの公式サイトには以下のような記載も見られます。
収入が年金のみの方はお申込できません。年金以外に安定した定期収入のある方であればお申込いただけます。
引用元:SMBCモビット公式サイト
少し書き方が分かりにくいですが、ここで意味するものは「仕事をして収入を得ている方のみがSMBCモビットへ申し込める」ということです。
つまり収入源が年金や奨学金、仕送りや不労所得のみだという場合、SMBCモビットへ申し込むことはできません。
手続きを進めたところで、「簡易審査」の段階で申し込みを弾かれてしまいます。
収入の有無にかかわらず、働いている人しか申し込めないという「暗黙の了解」は、SMBCモビット以外の多くのカードローンにも共通する内容となっています。
地方銀行や信用金庫のカードローンであれば、「無職だが収入はある」方の申し込みを受け付けていることも多いです。
また大手消費者金融会社の中では、「レイクLASA」のみが「収入源が年金のみ」という方の申し込みを受け付けています。
信用情報に問題がある(ブラック未満の延滞を含む)
SMBCモビットは、大手消費者金融会社の中でも信用情報の問題に厳しい審査基準を持ちます。
ブラック状態でも審査に通過できたという報告が一切ないわけではないものの、審査落ちの報告は他の大手消費者金融と比べても明らかに多いです。
信用情報に明確な問題がある場合には、SMBCモビットへの申込みを避けておくのが無難です。
またSMBCモビットでは、ブラック未満の延滞(2年以内の1ヶ月程度の延滞)も審査結果にかかわってくると推測されます。
SMBCモビットにおける審査落ち例(抜粋)
属性 | 審査結果 |
年収250万円 アルバイト(2年) 他社借入1件10万円 5年以内に携帯電話(端末の分割払いを含む)の強制解約 | 審査落ち |
年収850万円 会社員(15年) 他社借入なし 2年以内に携帯電話(端末の分割払いを含む)を1ヶ月程度延滞 | 審査落ち |
- クレジットカードや各種ローン、分割払いなどの「後払い」サービスの支払いを2ヶ月以上延滞し、その清算と解約から5年が経過していない
- 何らかの「後払い」サービスで5年以内に強制解約処分を受けた
- 債務整理から5年が経過していない
┗任意整理の場合は一般的に「残債の清算から」5年が経過していない
※その他1ヶ月程度の「後払い」の延滞も、ブラック未満の問題として審査に影響する可能性あり
総量規制の制限に達している
「貸金業者からの借入」が年収の3分の1に達している場合、SMBCモビットと新規契約を結ぶことは、原則として不可能です。
これはSMBCモビットは、「貸金業法」を遵守して営業する、正規の金融機関であるためです。
ちなみに「貸金業者からの借入」に該当するのは主に
- 消費者金融会社からの借入
- クレジットカードのキャッシング枠の利用分
であり、銀行カードローンやショッピングリボの債務は法律上、ノーカウント扱いとなります。
「緊急医療費」「社会通念上必要な出費」などを目的とする借入は、総量規制の例外扱いとなります。
特別な事情がある場合には、インターネットで申し込みを行う前に、直接電話でご相談ください。
SMBCモビットコールセンター:0120-03-5000(毎日9時~21時/年末年始を除く)
他社借入の件数や総額が多い
総量規制に達していない場合であっても、他社借入が原因と見られる審査落ち報告は多いです。
これは他社への返済義務が、返済能力を圧迫する要素と見られるためです。
SMBCモビットは比較的「総量規制と関係のない債務」に寛容ですが、やはり限度はあります。
目安として「借入件数が4件以上」「借入総額が年収の半分以上」となると、審査に通過する難易度は高くなります。
住宅ローンや自動車ローン、奨学金などの目的ローンは、延滞などが発生していない限り、審査にほとんど影響しません。
SMBCグループ内で長期延滞などの問題を起こしたことがある
SMBCモビットは名前の通りSMBCグループ、つまり三井住友銀行グループの一員です。
そしてSMBCグループは、グループ内で顧客情報を共有しています。
当社では、SMBCグループ各社との連携強化による、よりお客さまのニーズにあった各種商品、サービスの企画・開発やグループ全体の経営管理、リスク管理の実施、強化を行うために、個人情報保護法第27条第5項第3号に基づき、お客さまの個人データの共同利用を以下のとおり行います。
引用元:SMBCモビット公式サイト
そのためSMBCモビットはもちろん、
- 三井住友銀行
- 三井住友カード
- プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)
などのSMBCグループで長期延滞などの問題を起こしたことがある場合、SMBCモビットの審査に通過できなくなる可能性があります。
特にSMBCコンシューマーファイナンスは、地方銀行など、一見SMBCグループと関係のない金融機関の保証会社を務めていることも多いです。
過去に金融事故を起こしたことがある場合には、関連する会社を調べておくことをおすすめします。
審査上のマイナス要素が複数重なっている
カードローンの審査は「総合的な観点」で実施されます。
そのため一発で審査落ちとなるような要素を持っていなくても、複数のマイナス要素が重なることで「審査落ち」という結果が出ることは少なくありません。
審査上のマイナス要素としては、
- 低年収、または不安定な収入形態
- 国民健康保険証の保有
- 高齢
- 他社借入、他社債務
- 信用情報問題
などが挙げられます。
SMBCモビットの審査に通過するコツとは
カードローンの審査は主に、「収入」「勤務形態」「信用情報」といった、すぐには改善できない「属性」を中心に見られます。
そのため小手先の工夫で審査通過率を上げることは、あまり現実的ではありません。
ここでは「それでもSMBCモビットの審査に通過できる可能性を、少しでも引き上げたい」という状況にある方のため、考えられる「審査通過のコツ」を紹介します。
可能な限り他社借入の総額や件数を減らしておく
SMBCモビットへ申込みを行う前には、「可能な限り他社借入の総額や件数を減らしておく」ことが推奨されます。
特に消費者金融会社の場合、借入総額が同じでも「借入件数」を減らすことができれば、審査を有利に進められることが多いです。
余った限度額などを調整して、「借入件数」を減らすことは、非常に有効な手段だと言えます。
信用情報の改善を待った上で申し込みを行う
先述の通り、SMBCモビットは信用情報の問題に厳しい金融機関です。
これまでにカードローンや各種ローン、携帯電話端末の分割払いなどを長期間延滞したことがあるのなら、信用情報の改善を待った上で審査を受けることが推奨されます。
「いつ信用情報が悪化したか分からない」という場合には、個人信用情報機関へ開示請求を行うのも一考です。
個人信用情報機関とその開示請求について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

SMBCモビットにおける審査と即日融資の流れ
SMBCモビットで即日融資を受ける流れをまとめると、以下のようになります。
氏名、生年月日などの必要事項を記入して送信
最短10秒で完了
勤務先などの詳細を記入し送信
審査担当者から連絡が入る可能性あり
勤務先への電話確認は原則なし
メールに記載されたURLから審査結果や契約内容を確認できる
契約内容や利用規約に納得したら、その場で契約
「銀行振込」や「スマホATM」を使い借入
やるべき手続きがあれば、そのたびメールで案内が届きます。
そのため上の契約の流れを覚える必要はありません。
簡易審査(仮審査)は最短10秒で完了
SMBCモビットの簡易審査(仮審査)は、最短10秒で完了します。
この簡易審査は申込みの途中で行われるもので、おそらく「申込条件を満たしているか」を確認する程度の、ごく簡単な内容となっています。
簡易審査の承認が下りたら、勤務先などについての詳細を入力する形となります。
本審査は曜日を問わず最短30分で完了(21時まで)
簡易審査に通過し、詳しい申込情報を入力したら、本審査が始まります。
本審査は最短30分で完了しますが、混雑状況や審査状況によっては長引く可能性もあります。
またSMBCモビットにおける審査対応時間は「曜日を問わず9時~21時」(年末年始を除く)です。
21時以降に申込みを行った場合、または21時になってもメールで審査結果が届かない場合、審査は翌日に持ち越しとなります。
審査の過程で、SMBCモビットから携帯電話へ申込確認の連絡が入る場合があります。
この連絡を無視していると、審査が進行しませんのでご注意ください。
SMBCモビットとの契約に必要な書類
SMBCモビットにおける、基本的な必要書類は以下の通りです。
SMBCモビットの必要書類(WEB完結の場合)
本人確認書類 | 以下のいずれか1点 運転免許書類 マイナンバーカード 健康保険証 パスポート ※住所欄の記載があるものに限る |
収入証明書類 (借入希望額が50万円を超える場合など) | 以下のいずれか1点 源泉徴収票 税額通知書 所得証明書 確定申告書の控え 直近2ヶ月分の給与明細 ※賞与がある場合は賞与明細も提出 |
基本的には「本人確認書類」1点で手続きを進めることができますが、申込者や審査の状況によっては「収入証明書類」などの追加書類が必要となります。
各書類は「スマートフォンで撮影し、アップロード」といった形で、簡単に提出できます。
SMBCモビットにおいて、収入証明書類が必要となるのは主に以下の場合です。
- SMBCモビットでの利用限度額が50万円を超える場合
- SMBCモビットでの利用限度額と、他の貸金業者(主に消費者金融、クレジットカードのキャッシング枠)からの借入額合計が100万円を超える場合
- その他、SMBCモビットが審査において必要と判断した場合(特に個人事業主などに多い)
借入希望額が50万円を超える場合などには、あらかじめ収入証明書類を準備しておきましょう。
在籍確認(勤務先確認)の電話は原則なし
現在のSMBCモビットは、審査の際の勤務先への電話連絡を、原則として実施しません。
仮に例外が生じても、携帯電話へ確認の連絡が入りますのでご安心ください。
「勤務先への電話を絶対に避けたい」という場合、SMBCモビットは選択しやすい申込先だと言えます。
原則、ご自宅やお勤め先へ確認のご連絡は行っておりません。
引用元:SMBCモビット公式サイト
※審査を進めるにあたり確認が必要となる場合、事前にお客さまの同意を得たうえでご連絡いたしますので、ご安心くださいませ
契約後に利用できるSMBCモビットの借入方法
SMBCモビットとの契約後に利用できる、借入方法は以下の通りです。
SMBCモビットの借入方法
銀行振込 | 会員サービスやアプリを通して土日祝日も最短3分で入金反映 (日曜夜間などの例外あり/詳細:公式PDF) 手数料無料 |
スマホATM | ローンカードがなくても「セブン銀行ATM」「ローソン銀行ATM」で出金可能 以下の手数料が発生 取引額1万円以下…110円/回 取引額1万円超 …220円/回 |
一般ATM | 郵送または三井住友銀行「ローン契約機」でカードを受け取った場合のみ利用可 大手コンビニや提携金融機関のATMを利用可能 三井住友銀行ATMなら手数料無料 ※その他の提携ATMは「スマホATM」と同額の手数料発生 |
基本的には手間なく便利に利用できる「銀行振込」を、銀行振込が反映されない時間帯であれば「スマホATM」を利用するのが良いでしょう。
一般ATMを使った借入を希望するのであれば、ローンカードの発行が必要です。
ローンカードの発行の有無は申込みの過程で選択可能です。
SMBCモビットの基本情報とメリット・デメリット
SMBCモビットにおける審査基準や審査の過程を確認したなら、ここからはSMBCモビットの「サービス内容」について、今一度見ていきましょう。
上限金利は年18.0%(月1.5%程度)
SMBCモビットの金利設定は「年3.0%~18.0%」です。
ですがはじめてSMBCモビットと契約を結ぶ場合、適用される金利は上限金利にあたる「18.0%」となることが一般的です。
この数字を分かりやすく言い換えると、「1ヶ月あたり借入残高に対し1.5%程度」の利息(手数料)が発生することになります。
例えばSMBCモビットで10万円を1ヶ月間借りたのなら、利息の目安は1,500円程度です(実際には誤差あり)。
この金利を許容できるかどうかが、申込先にSMBCモビットを選ぶかどうかの大きなポイントとなるでしょう。
吸収合併により2023年7月から「三井住友カード」内の1ブランドへ
SMBCモビットは、2023年7月から「三井住友カード株式会社」に吸収合併されることが通達されています。
とは言えSMBCモビットのサービスが無くなるわけではなく、今後は「三井住友カード」内のキャッシングサービスブランドとして運営される形となります。
両社合併後の社名は「三井住友カード」となりますが、「SMBCモビット」は三井住友カードのローンブランドとして引続き活用し、カードローン事業の維持・強化を推進してまいります。
SMBCモビット公式サイト「合併に関するお知らせ」(PDF)より
運営元の会社が変わっても利用者にとって大きな影響はないかと思いますが、「サラ金ではなく大手カード会社から借りたい」という方にとっては、申し込みやすいサービスとなるかもしれません。
メリットは「誰にも知られず借りやすい」こと
現行の「SMBCモビット」のメリットは、やはり「誰にも知られず借りやすい」ことです。
現在のSMBCモビットで「WEB完結」(インターネット契約)を利用した場合、「勤務先への電話連絡」も「自宅への郵送物の送付」も、原則として発生しません。
以前はSMBCモビットの「WEB完結」を利用するために、「所定の銀行口座の登録ができること」「所定の種類の保険証を持っていること」といった厳しい条件が敷かれていました。
ですが現在は、銀行口座や保険証の種類にかかわらず、広い層から「WEB完結」へ申し込むことができます。
デメリットは自動引き落としに使える口座が限られること
SMBCモビットのデメリットは、自動引き落としに使える口座がたった4行しかないことです。
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
地銀や信金などを含む、さまざまな金融機関口座からの引落しに対応しているその他の大手消費者金融会社に比べると、SMBCモビットの不自由さは否めません。
三井住友カードとの吸収合併後は、三井住友カード社のシステム適用により、多くの金融機関口座を引き落としに利用できるようになると推測されます。
SMBCモビットにおける毎月の返済額と返済方法
SMBCモビットにおける、毎月の返済額の設定は「最後にお金を借りた瞬間の借入残高」に対応し、以下のように決定します。
SMBCモビットの最低返済額の決定方法(金利15%以上の場合)
借入直後残高 | (引き落とし額) | 最低返済額
30万円以下 | 借入直後の借入残高の3.66% 1,000円未満切り上げ |
30万円超~100万円未満 | 同じく2.56% |
100万円超 | 同じく2.03% |
このままだと分かりづらいので、借入額ごとの最低返済額を早見表の形でまとめてみました。
借入直後の借入残高 | (引き落とし額) | 最低返済額
5万円 | 2,000円 |
10万円 | 4,000円 |
20万円 | 8,000円 |
30万円 | 11,000円 |
40万円 | 11,000円 |
50万円 | 13,000円 |
100万円 | 26,000円 |
当月の返済額はSMBCモビットのインターネット会員サービス「Myモビ」や、公式スマホアプリで確認できます。
また上に挙げた数字はあくまでも「最低返済額(引き落とし額)」です。
SMBCモビット会員は、インターネットやATMを使った、自由な追加返済が可能です。
金利が15%を下回る場合の最低返済額については、SMBCモビット公式サイトをご確認ください。
また、2022年9月25日以前に契約を結んだ方は、毎月の返済額の設定が異なります。
SMBCモビットにおける返済の方法を見る
SMBCモビットの返済方法
口座引き落とし | 以下の銀行のみ対応 三井住友銀行 三菱UFJ銀行 みずほ銀行 ゆうちょ銀行 手数料無料 |
インターネット | インターネットバンキングを介して返済 手数料無料 |
スマホATM | ローンカードがなくても「セブン銀行ATM」「ローソン銀行ATM」で入金可能 以下の手数料が発生 取引額1万円以下…110円/回 取引額1万円超 …220円/回 |
一般ATM | 郵送または三井住友銀行「ローン契約機」でカードを受け取った場合のみ利用可 大手コンビニや提携金融機関のATMを利用可能 三井住友銀行ATMなら手数料無料 ※その他の提携ATMは「スマホATM」と同額の手数料発生 |
銀行振込 | 手数料は利用者負担 振込先はインターネット会員サービスから確認可能 |
Tポイント | 会員専用サービス「Myモビ」にてTポイントの利用手続きを済ませた場合に利用可能 手数料無料 |
SMBCモビットにおける利用限度額の増額審査について
SMBCモビットの会員は、「増額審査」に通過することで、利用限度額を引き上げることができます。
増額の申込みは、インターネット会員サービス「Myモビ」やスマホアプリから実施できます。
ただし一定の条件を満たしていない場合、増額へ申し込むボタン自体が表示されませんのでご注意ください。
増額申込が可能なお客さまには以下のボタンが表示されます
引用元:SMBCモビット公式サイト
・SMBCモビット公式スマホアプリの場合はトップ画面「利用可能額」の下に「限度額増額の申込」のボタンが表示されます
・会員専用サービス「Myモビ」の場合はトップ画面に「増額審査を申込む」が表示されます
また一般に、増額審査に通過するためには
- 目安として6ヶ月程度の利用実績がある
- 前回の審査時に比べ、属性が悪化していない
(他社借入の増加を含む)
といった要件を満たす必要があります。
SMBCモビットの審査に落ちた後に申し込めるカードローンは?
カードローンの審査基準は、申込先によって異なります。
そのため仮にSMBCモビットの審査に通過できなくても、別の会社へ申し込むことで、あっさり契約を結べることは十分に考えられます。
ここからは、SMBCモビットと異なる審査基準を持つ申込先候補を紹介します。
信用情報に問題がある場合のおすすめ申込先
信用情報に問題がある方の、審査通過報告が確認されている主な申込先は以下の通りです。
アコム | 上限金利年18.0% 最短25分融資 大手では特にブラック状態の方の通過報告が多い ブラック+複数の他社借入ありでの審査通過を確認 |
プロミス | 上限金利年17.8% 最短25分融資 「他社借入なしなら」ブラックでも利用できる可能性あり |
アイフル レイクALSA | 上限金利年18.0% 最短25分融資 ブラック状態の方の審査通過を複数確認 |
みずほ銀行カードローン | 上限金利年14.0% 借入まで数営業日~ みずほ銀行の口座が必要 |
三菱UFJ銀行バンクイック | 上限金利年14.6% 借入まで最短1営業日 三菱UFJ銀行の口座は不要 |
アムザ その他中小消費者金融 | 上限金利年20.0% 最短即日融資 自己破産から5年以内でも利用できる可能性あり |
このように大手金融機関であっても、ブラック状態の方が利用できた例は意外と多いです。
「自己破産から5年以内」「ブラック状態かつ多重債務者」という場合には、「アムザ」など一部の中小消費者金融会社の選択が推奨されます。
他社借入が多い場合のおすすめ申込先
他社借入が多い方の審査通過報告が目立つ申込先候補は、以下の通りです。
アイフル | 上限金利年18.0% 最短25分融資 年収の9割に達する債務を抱えた方の審査通過を確認 |
アコム レイクALSA | 上限金利年18.0% 最短25分融資 総量規制と関係のない債務に比較的寛容 |
みずほ銀行カードローン | 上限金利年14.0% 借入まで数営業日~ みずほ銀行の口座が必要 他社借入「7件」を抱えた方の審査通過を確認 |
三菱UFJ銀行バンクイック | 上限金利年14.6% 借入まで最短1営業日 三菱UFJ銀行の口座は不要 「おまとめ」成功報告が多い |
その他地方銀行のカードローンなど | 上限金利は年14.5%程度が多い 特に「おまとめ」「借り換え」への言及が見られるカードローン・フリーローンはねらい目 |
消費者金融会社は他社債務の「総額」に、銀行カードローンは他社借入の「件数」に、比較的寛容な傾向にあります。
現在の他社借入の状況に応じた申込先を選ぶことで、審査通過の可能性を引き上げられるでしょう。
どの会社の審査にも通過できない場合の対応について
- 他社借入件数が4件以上で、借入総額が年収の半分に達している
- ブラック状態かつ総量規制の制限に達している
- カードローンやキャッシングサービスを現在進行形で延滞中
- 失業している
といった場合には、「どこの審査にも通過できない」という状況に陥る可能性が高いです。
この場合は「債務整理」や「行政の支援窓口に相談する」といった対応を取るのが現実的です。
お住まいの地域の司法書士事務所・法律事務所、あるいは行政の融資制度や支援制度の窓口となる「社会福祉協議会」の連絡先を、探してみることをおすすめします。

SMBCモビットの審査や利用に関するよくある質問と回答
最後に、SMBCモビットへの申込みや審査に関するよくある質問にお答えしていきます。
SMBCモビットはサラ金ですか?
はい、現在のSMBCモビットはサラ金、つまり消費者金融会社の1つです。
ただし2023年7月の吸収合併後は「三井住友カード内の1ブランド」という立ち位置になるため、サラ金ではなくなります。
ちなみにサラ金とは「サラリーマン金融」の略称で、主に個人に対してお金を貸し付けるサービスを提供する会社を指します。
正当な「サラ金(消費者金融会社)」は法律を遵守して営業しており、違法業者を意味する「闇金」とは、まったく異なる存在です。
「WEB完結」「カード申込」って何ですか?
過去に存在した、SMBCモビットの契約タイプのことです。
現在のSMBCモビットは、特定の条件を満たさなくても「WEB完結」に申し込むことができます。
ですが以前は、所定の銀行口座や保険証を持っていない限り、「誰にも知られず借りられる」WEB完結へ申し込むことができませんでした。
「WEB完結」「カード申込」の利用条件が分けて記載されている場合、そちらは古い情報と言えます。
SMBCモビットの成約率(≒審査通過率)は何パーセントですか?
SMBCモビットは、成約率(申込に対する契約成立の割合)を公表していません。
三井住友カードに吸収合併された後は変化が生じるかもしれませんが、現状「SMBCモビット」における成約率を知る方法はありません。
ちなみに大手消費者金融会社における成約率は、40%前後が一般的です。
審査状況を確認する方法はありますか?
公式サイトの「審査結果照会」ページより確認が可能です。
また、審査が進み何かやるべきこと(書類提出)が発生した場合には、その都度メールが届きます。
このメールの内容で、現在の審査段階を推測することも可能です。
申込みから2日ほど経っても審査結果が確認できない場合には、SMBCモビットのコールセンターへお問い合わせください。
電話番号:0120-03-5000(毎日9時~21時/年末年始を除く)
同じSMBCグループのプロミス等を利用していても申し込めますか?
はい、問題なく利用できます。
プロミスや三井住友銀行などはいずれもSMBCモビットと同じ、SMBCグループの金融機関です。
ですが運営している会社は別ですので、並行して申込み・契約が可能です。